こんにちは獣医師の阿波です。今年度もよろしくお願いいたします。
今日は動物の保険を取り扱っているアニコムから発行された「家庭どうぶつ白書2017」という本の一部を抜粋してご紹介します。
この本はアニコムが2010年から毎年、家庭どうぶつに関わる様々なデータを集計し、動物たちの健康やその生涯をどう支えていけるのかということを動物と関わる皆さんと一緒に考えていけるようにつくられています。
この本のデータはアニコム独自のものがほとんどですので、一概に全体を反映しているとはいえない部分もあるかもしれませんが参考までにされてください。
まずは日本の犬・猫の頭数の推移です。
人口とも比較されていますが、65歳以上と15歳未満の人口に限られています。
この表を見ていくと、2004年以降猫の頭数はあまり変化がありませんが、犬の頭数はやや減っているようです。全体的な頭数はここ数年落ち着いたようにみえます。
人の方は高齢の方が増えていってますが、若い方は減少傾向にあります。
今後少子高齢化が進む中で、心の拠りどころとして犬や猫たちの家族としての在り方というものが定着していくように思われます。
そんな家族同然になってきた動物たちの気になる名前ランキングをご紹介します。
ちなみに人の子どもの名前ランキングはこちら↓
(参考:明治安田生命 名前ランキング2017)
ではまず、ワンちゃんの名前ランキングを見てみましょう!
総合ランキングではココちゃんが7連覇を達成しております。
女の子の名前2位にランクインしてますが、男の子でも違和感ないのでつけられてる方が多いのでしょう。
次はネコちゃんのランキングです!
総合ランキングで見事1位に輝いたのはソラちゃんでした!
意外と総合ランキングではワンちゃんの名前で多かったものもいくつかランクインしているようです。ex.ソラ、レオ、モモ、ココ、ハナ
多いのかなと思っていたキキという名前はランクインしてませんでした。黒猫に限ると結果は違ってくるとは思いますが。
鳥・うさぎの名前ランキングもご紹介します。
鳥は自分も以前文鳥を飼育しておりましたが、名前はマイケルでした。
レモンという名前がランクインしているのは意外ですね。インコにつけられる方が多いのかもしれませんね。
うさぎはおいしそうなものが上位にランクインしています。
いかがでしょうか?
ご自宅のワンちゃんやネコちゃん、あるいは鳥・うさぎたちの名前はランクインしてますでしょうか?
もちろん漢字であったりカタカナじゃなくて平仮名ですよ~という方も多いかと思います。
自分的にはランク外の珍しい名前というのも気になりますね。実際に病院に来られた方で珍しい名前はいくつか記憶にありますが、プライバシーの問題もあるでしょうからやめておきます。^^;
新しく家族に動物たちを迎え入れる時に名前を考えるのは、楽しい時間ですよね。
近年では動物も高齢化が進んでおりますが、2017年11月時点でのギネス世界記録に登録されている犬は29歳と160日(1939年に死亡)。
猫は38歳と3日(2005年に死亡)となっております。びっくりですね。
もちろん高齢になると、人間と一緒で病気が増えてきたリ、介護が必要になったりと大変な部分もあります。
その中で飼い主様の方が疲れてしまったりすることは多々あると思います。
もし疲れてしまった際には病院の方にいらしてください。お話だけでもお伺いいたします。
なにか力になれることがあるかもしれません。
それでは寒い日が続いておりますが、皆様お体ご自愛下さい。