先日、馬の歯の処置をするために乗馬クラブに呼ばれて行ってきました。

私が歯の処置をする訳ではないのです。私の仕事は、歯の処置をする時に暴れる馬がいるので、その馬に鎮静剤を注射することです。

馬の歯の処置をするのは、歯医者さんじゃなくて、歯科技工士又はデンタルテクニシャンと呼ばれる方がします。

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馬の歯は1年間で2~3mm程度伸びると言われ、馬はすり潰すという動作で物を食べます。徐々に歯が伸びてくると、歯のサイドが尖るような形になりやすいのです。

そうなると、尖った所が口の中を傷つけてしまい、食欲が無くなってしまうとか、ハミが当たるようになって嫌がるようになります。

それでこのように尖ってしまった歯を、歯科技工士さんが、専用のダイヤモンド製の研磨機やヤスリを使いながら削るのです。

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馬も人間と同じように、虫歯にもなるし、歯周病にもなります。歯は人間にとっても動物達にとっても大事なんですね。

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歯石が多量に付着した犬や猫を時々見かけますが、そうならないように日ごろから、歯の手入れをしてあげましょう。歯の手入れに関しては、いろいろな方法がありますので、動物病院に相談してみてください。

私も今年から、歯の検診を2カ月ごとに受けるようにしました。