こんにちは獣医師の阿波です。

最近はスマホの普及により老若男女問わずスマホを使用されている方すごく多いと思いますが、スマホ首になってませんか?

スマホ使用時前傾姿勢になることで首に対する頭の重さの負荷が約4倍(6kg→27㎏)にもなり、首・肩が悲鳴をあげるそうです。

(参考:https://www.magneloop.com/sumahokkubi/ )

 

 

犬猫はスマホ首に!?、、、まずならないと思いますが(-ω-)/

特に首から肩にかけての部分は頭や体重の負荷が常にかかるので、時々の首の筋肉をやさしくマッサージしてあげると気持ちよさそうにしてくれます。

今回は日常に隠れている動物たちの神経・関節痛のお話です。

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病院で遭遇する機会が多い神経・関節痛としては

・椎間板ヘルニア

・変形性脊椎症

・椎間板脊椎炎

・変形性関節症

・関節炎(感染性・非感染性)

などが挙げられます。

この中でも潜在的なものも含めると、変形性脊椎症・関節症が割合としては一番多くなると思われます。

変形性というのは椎体や関節を形成する骨において骨増殖が生じ、関節の痛みや運動機能障害、神経障害を引き起こしてしまう病態をいいます。発症率は年齢と共に増加します。

 

犬イラスト

 

 

 

日本大学の枝村一弥先生(獣医外科学研究室)によると、

高齢犬(10才以上)の変形性脊椎症・関節症の罹患率は44.3%!!約半数の高齢犬に認められるということになります(゚д゚)!

また、大型犬に限ってみると、罹患率は74.2%!!にもなります。

 

 

高齢猫(10才以上)の場合、変形性脊椎症・関節症の罹患率は61.8%!!半数以上ですね(゚д゚)!12歳以上になると実に約70%以上の猫が脊椎や関節の問題を抱えているということになります。

 

 

 

 

これだけの罹患率があるのに意外とその症状に気付いていないことが多く、症状が急に悪くなってから来院されるケースがほとんどです。

犬や猫たちはここが痛いよ!ってしゃべれないので、飼い主様からみると年だからね~で片付けられてしまっていることがよくあります。

お家のワンちゃんネコちゃん、、、実は痛みのサインを前から出してるかもしれないです(゚Д゚)ノ

以下の10項目を是非チェックしてみてください!

スライドショーには JavaScript が必要です。

(引用元:いたみ研究会 | 公益財団法人 動物臨床医学研究所

 

 

ネコちゃんの場合は、

・高いところに登らなくなった

・寝てることが多くなった

・下半身の筋肉が落ちてきた

などが多いですが以下の9項目をチェックしてみてください!

スライドショーには JavaScript が必要です。

(引用元:アニマルメディア社 猫の”痛み”

 

 

 

いかがでしょうか?

高齢の子で一つでも当てはまる項目があれば痛みのサインを出しているのかもしれません。

 

 

病態を詳しく調べていくためには、触診や神経学的検査やレントゲン検査、重症の場合は脊髄を評価するためにMRI検査が必要になることもあります。

 

 

治療に関しては、

<軽度の場合>

痛みの症状が軽度で、跛行(足をしっかり着けなくなる)や神経的な症状が出ていなければ生活環境を整え悪化するのを予防したり、サプリメント(高濃縮不飽和脂肪酸製剤)などで痛みの緩和を中心に行っていくことになります。

ご希望であれば鍼灸治療や低周波マッサージも行っております(‘ω’)ノ

 

<中等度以上の場合>

疼痛により背中を丸めたり、足の挙上などの症状が出る場合は、安静と痛み止めなどによる対症療法を行います。

骨増殖により神経の圧迫があり疼痛や足の不全麻痺が継続する場合は、外科的な手術も考慮しますが選択されるケースは多くありません。

 

 

またフードの中には関節の痛みに配慮したフードもあります。

ただし出来るだけ病院で扱っているような高品質のものを選択されるようおすすめいたします。また、フードはあくまでもベースとなるものなので、症状が顕在化してきた場合にはそれに合わせて治療が必要になります。

 

 

痛みはその子の生活の質を保つうえで大きな妨げになります。

放置しておくと筋肉が衰え、老衰の進行が早まります。

出来るだけ早くから痛みのケアをしてあげてワンちゃんネコちゃんの活動性が少しでも向上するといいですね!(^O^)/

 

 

 

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